日々是 善き哉

小さなワクワクを集めましょ!

大阪ミナミの濃ゆ〜いパワースポット

今回ご紹介するのは、大阪ミナミにある神社とお寺です。有名だけど実は行ったことがない、という大阪人が意外と多いかもしれません。

まずは神社から…

各線難波駅から大阪府立体育会館(愛称:エディオンアリーナ大阪)を通り過ぎて少し行ったところにあります。

道を挟んで鳥居から奥の様子を写真に撮っている人が多いので、近くに行くとすぐに分かります。

私も同じようにして写真を撮りました。こちら↓

奥に獅子頭が見えていますね。ここがミナミのパワースポットと言われる『難波八阪 (なんばやさか)神社』です。

総本山は京都の八坂神社ですが、大阪にちなんで「阪」の字が用いられているそうです。

 

 

南海電鉄のおでかけ情報サイトがとても分かりやすいので、引用させて頂きます。

難波八阪神社の最大の見どころは、巨大な獅子頭をかたどった獅子殿です。高さ12m、幅11m、奥行き10mの大きさを誇り、神楽や獅子舞・居合道などの奉納の舞台としても利用されています。 古くからこの地は獅子舞が盛んな地域でもあったことから、魔除けの獅子として現在の本殿とともに建設されたのがはじまりです。

夏祭りや節分といった夜の行事やお正月の時期などには、境内の灯りのひとつとして獅子の目が光るのが見られるため、おでかけの際はぜひ注目してみてください。

難波八阪神社とは?パワースポットやアクセス情報 | 大阪・和歌山のおでかけ情報otent(おてんと)

目が光る!? そして鼻はなんとスピーカーなんですって! 『いかにも大阪らしい』と言われちゃうんでしょうね。

ではドアップで…

 

本殿から見ると…

真後ろが気になったんですが、絶壁頭でした(笑)。

舞台の上はどんな感じかな?

天井は?

これは鳳凰の模様で、全て手彫りだそうです。

 

本殿の狛犬さん。

で、本殿は… 

写真撮ってなかった(泣)。

結構雨が降っていて、たくさんの人が本殿前で雨宿りしていたんです。皆さんこっち向いていたし、まるで集合写真みたいになるから、あとで撮ろうと思って忘れちゃいました(^_^;)

先ほどの南海電鉄のおでかけ情報サイトにアクセスして頂ければ、とても素敵な写真が見れますので、どうぞそちらで(笑)。

 

本殿の写真を撮り忘れたくせに、この写真は撮りましたよ〜 周りに誰もいなかったから…

 

こちらの難波八阪神社は中心部から少し離れています。私はちょっと遠く感じていたので、これまで一度も訪ねたことはありませんでした。でもガイドブックにも獅子頭の写真でよく紹介されていて、いつかお参りしたいと思っていたので、ようやくって感じです。

この日この時間、もしかしたらこの場に居た日本人は私一人だったかもしれません。スーツケースを引っ張る海外の方ばかりで、日本語は全く聞こえませんでした。私のようにおひとりの方がおられたら分かりませんけど。

ところで、この獅子殿の前で写真を撮るとき、両手を広げて元気いっぱいって感じのポーズを取る方が多いんですよ〜 それぐらい気合いを入れないと、なんか負けそうですもんね、後ろのお方の眼力に。

 

 

では続いてお寺をご紹介。

千日前商店街に掛けられている案内板。

正式名称は『浄土宗 天龍山 法善寺(てんりゅうざん ほうぜんじ)』です。

こちらには数回お参りしたことがあったと思いますが、確かお目当ては法善寺横丁のお店だったような…ゴメンナサイ。

このお寺は1620年代後半〜1630年代前半頃に現在の京都府宇治市に建てられ、1637年に難波に移されたそうです。

東側の参道入口の石碑です。

今日は一日中雨ですが、こうして見ると風情があります……よね? 

来た道を振り返るとこんな感じ。

こちらに西向不動明王がおられます。水掛不動尊という名の方が有名かな?

たくさんの人から願掛けの水を掛けられ、色鮮やかな緑の苔をまとわれています。

横から。

すでに18時半なので、写真では薄暗くて分かりにくいですかね。

法善寺はこれまで火災や戦災に何度も遭っています。戦争で焼け野原になったときには、水掛不動尊だけが残されたそうです。

その後も本堂の建て替えには至っておらず、ご本尊の阿弥陀如来像を同じ浄土宗寺院の長圓寺に移し、長圓寺が「法善寺別院」となっているとのこと。とても辛い歴史があったのですね。

水掛不動尊の隣には金比羅堂。

何故ここ難波に海の守り神である金比羅様が?と思いましたが、この地は昔、港町だったそうです。そういえば現在のJR難波駅は、以前は湊町(みなとまち)駅でした。

そして『難波』は文字通り海が荒れることで有名だったんですって。

ちょっと斜めから。全体が入るかな?

猫ちゃんがいますね。

くつろいでいます?

更に進んでいくと西側の入口が。こちらの石碑は『西向不動明王』。

ここ法善寺は、織田作之助さんの小説『夫婦善哉』の舞台として有名になったそうです。読んだことないですけど。

この入口の奥にも見えていますね、『夫婦善哉』という文字が。

ではここでもアップ。

この『善哉』という文字、私にはとってはとても身近です。ほら、このページの上の方にも…

私のブログタイトルは『日々是 (ひびこれ よきかな)です。この『夫婦善哉』から取ったんじゃないですけどね。

じゃあどこから取ったかと言えば…

もしも私が頑張ってブログを続けて行けてたら、どこかでお話しする機会があるかなと思ったり思わなかったり… どっちやねん!

長さ80m、幅3mの2本の路地が東西に伸びる法善寺横丁。元々この辺りは法善寺の境内で、露店が大きくなりいつしか横丁へと変わっていったそうです。

それにしてもこの法善寺周辺にはとてもいいニオイが漂っていまして。この日も『ああ~ これは昆布だし〜 お腹空いた〜』と思いつつお参りを終えたのでした。