日々是 善き哉

小さなワクワクを集めましょ!

私は【雨ダルさん】 〜天気痛に悩まされて〜

何故かいつも夜中にやってくる悪心。一旦始まると3〜4時間続き、翌日寝不足で仕事に行くハメに。怪しいモノは口にしておらず、思い当たる原因がありません。突然始まり突然終わるので、毎回『一体何だったの?』。

病院も何科に行けばいいのか分からず、行ったとて『様子を見てください』と言われるだろうなと思い、もう仕方がないものとして遣り過す日々。

そんないつもが始まり、そして少し治まったとき、聞こえたんです。お告げ…  じゃなくって雨音が。 『あ、雨降ってたんや。しんど過ぎて全然気付かんかった。』と思いながら、『雨か… 雨ねぇ… あれ? そう言えば、前にしんどくなったとき、確か台風来てたよね』。

雨で関節とか古傷が痛むってよく聞くけど、胃がムカついたりもするんかな?  

体調が回復してからスマホで調べてみました。

おぉ~ なんか私にぴったりな言葉が並んでいます。耳鳴り、めまい、頭痛、肩こり、首こり、歯痛、生あくび、吐き気… 嬉しくない言葉だらけだけど、なんか嬉しい。もしかしたら犯人見つけたかも。 と、それが約1年前のこと。『気象病』『天気痛』と言うようです。

ネットで紹介されていた症状を和らげる方法を試してみたところ、ある程度の効果がありました。

お手軽にできるのが、耳のマッサージと内関(ないかん)という手首の内側で少し肘よりにあるツボへの刺激。

耳のマッサージはこれまでも無意識にやっていました。耳の後ろにあるツボをグリグリと押したり、耳を引っ張っぱったり回したり。

気持ち悪くなりそうなときに内関を親指でグーッと押すとマシになるので、やはり効いていると思います。これを始めてから、夜中の悪心もなんとか持ち堪えられるようになりました。

気温や湿度によって体調が変わるのは、なんとなく経験として分かっていますが、気圧も私たちの身体にものすごく影響を与えているそうです。

そこで紹介されていたのが気圧の変化に対応するための耳栓! 飛行機に乗るときなどに使うものです。私は飛行機では耳が詰まった感じにはめったにならないのですが、電車でトンネルを通るときには耳の中で風船が膨らむような感覚になります。

私は子供の頃からバスが苦手で、今でも時々酔います。車酔いって耳が弱い人に多いそうですね。で、この天気痛も内耳が弱い人がなりやすいそうです。そういえば夜中に起きる悪心は、車酔いととても症状が似ています。

その耳栓、なんと百均で買えるんですよ。私はセリアで買いました。とても小さなケースに入っているので、普段もお守りとして持ち歩いています。

セリアにて

それと、ウェザーニュースが提供している天気痛予報をこまめにチェックするようになりました。嫌な予感がすると思ったら、大抵が『やっぱり』の予報です。前もって分かっていれば、早々と耳栓をしたり、マッサージをしたりできます。私は今のところ飲んでいませんが、薬を飲むタイミングも計れるでしょうしね。

今回の台風10号(サンサン)では長い間、頭痛に悩まされました。帽子をサイズダウンしていってるかのように、締付けが段々きつくなって。耳もキーンとしたり、詰まった感じになったり… 

ちなみにその頃の天気痛予報はこちら(2024年8月30日時点の、翌日の予報)↓

 

そして、なんとタイムリーなと思いましたが、8月中旬に図書館でとても気になる本を借りていたんです。それがこちら↓

『「雨の日、なんだか体調悪い」がスーッと消える「雨ダルさん」の本』文響社発行

 

タイトルを見た瞬間、きっと天気痛のことだろうなと思いました。パラパラ見てみると何故か私がこの1年で知ったことばかり。 アレ?と思い著者の佐藤 純さんの経歴を見てみると、なんとウェザーニュースと共同で天気痛予報を作ったお方で、日本初の『気象病外来・天気痛外来』を開設された天気痛研究・治療の第一人者! これはもう借りるしかありません。

改めてネットで天気痛を調べてみると、確かに佐藤 純さんのお名前で溢れていました。そもそも『天気痛』の名付け親だそうです。知らず知らずのうちに、私もお世話になっていました。有り難うございます!

この本は、雨ダルさんによく見られる症状、原因、そして対策についてとても分かりやすく書かれています。

気圧変化を感じるのは耳。雨ダルさんの内耳はとても敏感で気圧変化に弱く、そのストレスが原因で自律神経が乱れ、様々な症状が出るんだそうです。

私がセリアで買った気圧調整機能付きの耳栓は、耳をガードして気圧変化を感じにくくするのだそうです。だから効果があるんですね。

私が夜中に突然の悪心に悩まされることに対する答えも、この本を読んで分かりました。夜中には気圧が少し下がるんですって。 これは「大気潮汐(たいきちょうせき)」という気圧の変化だそうです。スマホのスクショです↓

リンクも貼りますね↓

天気痛予報を作るデータについて - ウェザーニュース

自律神経も休んでいる睡眠中に気圧変化が起これば、身体を守ることが出来ずに、もろに悪影響を受けてしまいますよね。更にそこに雨でも降ろうものなら、それがきっかけで雨ダル症状発症です。

 

私の職場でも色々不調を訴える人が多くて、『もしかしたら天気痛かもよ。』と私が言うと『えっ!? それ何?』と食いつかれます。何が原因か分からずにしんどいのが精神的にも辛いですもんね。

これまでは『気象病』や『天気痛』と呼んでた症状も、この本のタイトルにある『雨ダル』と言う方がなんとなくスーッと入ってくるような気がします。言葉からイメージしやすいからかな。

bunkyosha.com

コントロールできない気象に翻弄されるのはとても怖いし、そして悔しいです。大切なのは気圧変化などに影響されないよう自律神経を整えることですね。

一番身近で長い付き合いなのに、謎が多くてどうなっているのかよく分からないのが自分自身の身体です。メンテナンスもとても難しいですし。

この本でも書かれていますけど、やはり基本は規則正しい生活と食生活の改善。ずーっと聞かされてきたことです。

お米大好きで和食派の私ですが、今の米不足でいつもとは違う食生活を送っています。なんとなく胃腸もずーっと変な感じ。 台風で長引いた頭痛に加えての食生活問題… いよいよ本気で生活を見直すタイミングが来たなとヒシヒシと感じています。

いえ…タイミングはこれまでも何度も何度も数え切れないほどあったんです。ただ易きに流されていただけで。というより、タイミングなんて本当は必要ないんですよね。今すぐ始めればいいだけのことで。

だけど…そこは私、『お米をゲットしてからね〜』とすでに流されています(^o^;)