日々是 善き哉

小さなワクワクを集めましょ!

神津嶽への険しい?道のり

これはもう登山でしょ!

枚岡神社でのお参りを終え、これから向かうのは枚岡神社の神津嶽本宮です。

こちらの黄色の場所です。

今回は友人に誘ってもらってだったので、私は殆ど下調べ無しでした。かと言って友人も詳しく調べて来た訳ではなく『枚岡神社に行けば本宮の場所は分かるでしょ。 最初の道は、前に来たとき看板見たから知ってるし。』という感じです。

神社の本宮やお寺の奥之院って、その敷地内で徒歩15分程度の場所にあるものと私は勝手に思っていたんです。でもこの案内板によると徒歩40分! しかも本宮までの道が省略されているのがとっても嫌〜な予感。

では行きましょう!

おぉ~確かに神津嶽(かみつだけ)って案内されてる〜 これは…ハイキングコースですね(汗)

ん? 

めっちゃ階段やん!

上から見てもすごい傾斜!

カーブの先は?

やっぱり階段やん!

 

一段一段が高い! 丸太の2段重ね! 上の丸太、要る? 脚をすごく上げないと乗り越えられません! ハードル走みたいな感覚になってきました。しかも登り!

ついつい来た道を振り返り、『うん、私は頑張ってる』と自己暗示。

立ち止まったら後ろに転げ落ちそうになります。やっぱり上の丸太、要りますね。ストッパーになってます。

歩き始めて30分経ち、もうそろそろかと思ったとき、5/10と書かれた立て札が。

ナニコレ? もしかしたらまだ半分ってこと? まさかね… 

でもそのまさかだったのです(泣) 本当なら20分で着くべきところ、すでに30分! こんなに疲れてて、もう午前中到着は無理では? 

もうこうなったら、ぼちぼち行きましょ。休憩、休憩。  この一段の高さが丁度いい感じやから、階段に座っちゃいましょ。体力が全然無く、くたびれきってる二人です。

次々と人が登ってきます。私たち、邪魔ですね。 それにまだ半分とは言え、ここまで来て引き返すのも嫌なので、取り敢えず前に進みます。

そうそう、こんな感じの道ならまだなんとかなります。

と思ったらまた階段… 勘弁して〜

汗が背中を滝のように流れていきます。目にも汗が入ってしみる〜

後ろから来る人たちには『お先にどうぞ』の繰り返し。一体何人の人に道を譲ったでしょう。すれ違う人たちと交わす挨拶も段々とゼーゼーと言葉にならなくなってきました。 『あともう少しやから頑張れ!』と励ましてくださる方も。

いくらなんでももう着くでしょ。ほらもうそろそろテッペンと違う?  下ってきた人に聞いてみると、『展望台はもうすぐやけど、本宮はまだそこから先やね』と。

ソウナンデスカ(泣) 

もう文句を言う体力さえ無くなった頃、一気に視界が広がりました!

おおお~ 着きました、展望台! 何この絶景〜

一番背が高いのは大阪市阿倍野区にある地上300mの超高層ビルあべのハルカス』です! ちょっとスマホの倍率を上げてみると↓

真ん中に見えるスタジアムは、高校ラグビーの聖地『花園ラグビー場』です↓

あ~ここまで登ってきて良かった。疲れが吹き飛びました。

今更ですが、登ってきたこの山は、大阪府東大阪市奈良県生駒市にまたがる標高642mの『生駒(いこま)山』です。あ、でもこの枚岡展望台は268mのところですよ。  アレ? あべのハルカスより低いやん(笑)

この展望台の先客に4〜5歳位の子供たちが5、6人いました。もしかして…君たち自分でここまで登って来たのかい? あの階段、めっちゃ高い段は、君たちの脚の長さより高いんじゃない? 恐るべしちびっ子たちよ。引率の人に聞くと、スポーツ教室の遠足とのこと。すごいね~ ちゃんとリュックも水筒も自分で持ってるし。

『それ何?』と一人の男の子から声を掛けられました。そう言えばさっきからみんながチラチラこっち見るなぁと思っていました。私の双眼鏡に興味津々。いいよ、いいよ、貸してあげましょ。

『反対やで』と何回言っても小さく見える方の持ち方で覗き込んでしまいます。しかも体の向きも反対。絶景にお尻向けています。挙げ句、ちびっ子たちで取り合いが始まってしまいました。『順番コやで〜』と微笑ましくその様子を見ていると、私が友人に叱られてしまいました。

私はすでに本宮への午前中到着は諦めて、何なら今からここでお昼ご飯くらいに思っていたのに、友人は諦めていなかったのです! さっさと双眼鏡を取り戻し、『さ、行こ』と。マジですか… あと30分しか無いねんけど… あ~ちょっと待って〜 置いていかんといて〜

はい、あと残り2/10ですね。あ、でも『あと少し』て書いてある。 見えます? 写真の真ん中下の小さい立て札。声掛けてくださった人の『もう少し』は元気づけでしたでしょうが、これは正真正銘の『あと少し』のはず。よし、頑張るぞ!