2026年8月下旬に大阪市北区にある造幣博物館を訪れ、ここまで2階フロアをご紹介してきました。
では3階へ参ります。


まずは貨幣の歴史などが展示されています。

ふと見ると、ポツンとソファが置いてあります。そう言えばここまで椅子などは見かけなかったと思います。
「誰も座ってないなんて、みんな元気やなぁ」と思ったら…

『水分補給指定場所』の案内が。みなさんタフだったわけじゃなく、休憩として使ってはいけなかったんですね。
私もちょっとだけ水分を補給しました。



3階フロアの展示も素敵です。




こちらはまたなんてオシャレな…

まるで高級腕時計店のような洗練されたディスプレイがずらーっと。
手前の『和同開珎』から始まって、豊臣秀吉の時代、江戸時代、現代へと恐らく順番に並んでいます。
ここで私が『恐らく』と言ったのは、特に順路の矢印があるわけでもなく、人がいない展示から見て回りましたし、ディスプレイが全て同じ方向を向いている訳ではなかったので、「あれ? 私、今どの時代にいるんやろ?」と時代の迷子になってしまったからです(笑)。
どれもこれも美しく輝いていて、貨幣だけ見てもどっちが新しいのか区別がつかないです。
その中でも和同開珎の展示にはビックリ!

「まさかこれ、本物じゃないよね… さすがにレプリカでしょ!?」と半信半疑になり、近くにいたスタッフさんに聞いてみると「本物です」とのこと。
またもや本物ですか! 2階の四文銭といい、本物だらけです。
いや…ちょっと待ってよ。ここでレプリカを作ったら、もしかしたら 偽銭作りになるからアウトとか(笑)?

あまりの精巧さに感動しつつ、くぼみにはめ込まれたコインをじーっと見つめる私。
「これ、上に薄いガラスか膜が張ってあるんかなぁ? それとも裸で置かれてるんかなぁ?」

手で触る訳にもいかず、顔を近づけて色んな角度でジロジロ怪しく見ましたが、結局分かりませんでした。

展示に没頭していると、急に壁の向こう側からガヤガヤと賑やかな声が。
壁と思っていたところが開いて団体さんたちが一気に雪崩れ込んできました。もしかしたら予約制の工場見学の方たちかな?と思いました。
静かだった空間が一気に賑やかに。8月下旬ということで、 まだ夏休み中の子供達がたくさんいました。
デジカメで全てのディスプレイを写真に収める小学生もいて、「あっ、もしかして今から慌てて宿題の自由研究をする感じ?」と思ったり…

中央辺りには、小判を製造する職人さんたちのミニチュア人形が展示されています。
2階のシアター前にあった模型といい、博物館入口のミニチュア造幣局といい、造幣局の人たちって絶対にこういう細かいのが好きですよね?




私のテンションが上がったのが両替商の展示。
私が読む江戸時代を舞台とした小説に、重要人物としてよく出てくるんです。この展示を見ていてなんだかニヤニヤしてきました。



この貨幣制度の説明はとても助かります。私が知っていたのは一分金4枚で一両になるっていうことぐらいでしたので。


現行の1円玉のデザインが一般公募で選ばれたものだということを初めて知りました。 というか… デザインを公募するということ自体が驚きです。


興味深い展示がいっぱいです。



時代劇でおなじみの『包金』。これ、悪代官に渡す菓子折りの底に敷くやつですね。

「おぬしも悪よの〜」
「何を仰っいますやら。それはそうとお代官様、こちらはいつものでございます」
戦後の『スクラップで造った』貨幣や、ドイツのマイセンで発行された『陶貨』が展示されています。

神社仏閣の鐘まで軍に供出しなければならなかった時代。金属がなくなっていたからこその知恵なんだと納得すると同時に、今みたいに金属で綺麗な硬貨が作れる世の中って、つまり『平和』ってことなんやなぁとしみじみ思いました。
展示はまだまだ続きます。




おおっ! コインがたくさん〜
目を奪われたのが、こちらの機械。

番号で呼び出すと、奥でグルグルと回ってお目当てのコレクションが出てくる仕組みです。これが面白くてずっと眺めていました。動画撮影NGなのが悔しい…!

そこから出てくる貨幣がまたスゴくて!
サザエさんやワンピースなどのアニメや、キティちゃんにリカちゃん、更にはプロ野球や高校野球…。 その他にもたっくさんあります。








こちらのディスプレイもこれまたとても素敵です。

スヌーピーとコカ・コーラ


ムーミン


立体的な蝶や花、そして鳥


ツタンカーメンとピーターラビット


他にも色々あって、何でもコインにできるんやなぁと思いました。
日本の都道府県シリーズも素晴らしくて、大阪は仁徳天皇陵古墳が金ぴかのコインに、そして大阪城と文楽は色彩豊かなカラーコインになっていました。




ミャクミャク〜


ホントにすごいですねぇ。

外国の貨幣まで作っちゃうんですね。

天神祭や祇園祭など各地のお祭りや、法隆寺や姫路城などの国宝もあります。





まるで立体図鑑をめくっているかのような楽しさです。

みんなさらっと通り過ぎて行くけど、私はずっと見ていたいです。


〇〇ペイなどのキャッシュレス時代に完全に逆行しますが、猛烈にコレクションしたくなりました。

奥に進むと閲覧室があり、さらにその先にも展示エリアが。



足を踏み入れると…


ここまでのおしゃれなディスプレイと比べると、照明の影響もあって少し地味な印象です。


でも… 妙にホッとして、居心地が良かったりして。



16時ちょっと前になりました。そろそろ閉館時間(16時半)も近づいてきたので1階へ。階段の柵にも綺麗な展示があって、最後まで目を楽しませてくれます。


トイレへの階段を下りていたその時…
ゴーン ゴーン…
重厚な鐘の音が響き渡りました。
慌てて戻ると、入口にある150年の歴史を誇るあの大時計が16時を知らせていました。
すると近くにいたスタッフさんが一言。
「2分遅れています」
笑!
でも、この時計が2分遅れていたおかげで、ちょうどいいタイミングで鐘の音を聞くことができました。2分前だったらまだ3階辺りにいたと思うので、本当にラッキーでした。
トイレへ向かう廊下には桜の写真がずらりと並んでいて、「廊下自体が『桜の通り抜け』やん!」と感心しました。


そして忘れてはいけないのがスタンプ。
スタンプを押す機械があり、スタッフさんに手伝ってもらいながらパンフレットをセットして押しました。
出てきたのを見てびっくり! 今まで見たことがないくらい、クッキリはっきりとした完璧な印影です!

さすが造幣局! ここでイマイチな薄いスタンプが出てきたりしたらガッカリですもんね。造幣局のプライドがかかっています(笑)。

やっぱり建物も素敵ですねぇ。『通り抜け』の時はこの向こうにも行けるんだったかな?


到着時に気になった素敵な門と建物へ。今度は外側から撮りました。

創業当時(明治4年)の正門なんですね。

もう一つ気になるところがあるんです。

ここです。

こちらには創業期に使われていた圧印機が展示されています。



立ち去り難くて出口まで時間をかけてゆっくりと。


こちらにはお土産売り場があります。中ではコインも販売されています。

あれだけ素敵なコインを見せられると、私のように欲しくなる人もいると思います。さすが『あきんどの街』大阪、商売上手でんな〜

この造幣博物館が無料で楽しめるなんて、本当にお得すぎます。今度は工場も見学してみたいなぁ。
今回も大満足の社会見学でした。
あの子、いい自由研究になったかなぁ… って、自由研究かどうか知らんけど。











































































































































































































































































































